VOCEGIALLOROSSA に面白い記事がありました。
既に巷では話題になっているであろうこのニュース。
「世界のサッカー界でトップ101若者(ドン·バロン·リスト2012年版)」
ドン・バロン・リスト2012 |
英国サッカーサイトがスペインサッカー「ドン・バロン」誌が過去世界中の若手注目のフッボーラーを対象にして中でも注目の101人を紹介するよというリストをそのまま引き継いで、同じ企画のリストを作りました。(リンク先)
日本人からは見事バルセロナに所属してる久保君、ウィガンにローン移籍中の宮市君
などの二人がリストアップされています。
勿論、VOCEGIALLOROSSA にて大きく取り上げられてる事から
現ローマ所属者、元ローマ所属者、ローマがこれから確保しようと思う人材、
これらの人間がクローズアップされています。
今回は紹介の一言のコメントを意訳して簡単に取り上げてみたいと思います。
私が個人的にリスト内で注目する若手も取り上げてみようと思います。
【現所属者】
Roma Erik Lamela (20)
エリック・ラメラ |
【コメント】
少なくとも気まぐれなゼーマンローマにおいて彼はスターだ。
現在彼は欧州各リーグのプレイヤーの中でも最高峰のパフォーマンスを果たしている。
12/13シーズンの最初の数週間で、ラメラはより大きなビッククラブが鼻をすすって獲得にやって来るだけの得点を見事にマークした。
【感想】
まさにローマというカテゴリーで見た中でも、最初からクライマックスな人が初っ端に。
彼についてはもはや語らなくても良いのではないだろうか。と思える程です。
11/12シーズンはセリエAという特殊な環境に順応できなかった事もあったのでしょうか。
最高金額で加入した選手の中では、やらなければならない仕事を100%こなせていなかったのは事実でした。
11/12シーズンのリーグ内での得点数は4G6A。
12/13シーズン第12節終えて 8G1A。
ゴール数では既に昨シーズン終えた成績の倍となっており、12節終えて現在6連続ゴールをマーク中。
まさにアルゼンチンの神童と呼ばれた彼がようやくローマに降りたっています。
未だ20歳の彼がこの先どうなるのか。成績、引き抜き、髪型、そんな様々な意味でも注目です。
【元ローマ所属者】
Liverpool Fabio Borini (21)
ファビオ・ボリーニ |
【コメント】
現在負傷中、そしてリヴァプールでのキャリアにがっかりする可能性が高い。
それにも関わらず、昨シーズンのローマでは素晴らしいパフォーマンスを見せ、
2012年EUROではイタリア代表の一員だった。
イングランドのサッカーに再び順応するのに未だ時間がかかるであろう。
【感想】
私が昨シーズンのローマで誰よりも一番好きな人間でした。
(フランチェスコ、ダニエレの各位は別枠として)
11/12シーズン ではシーズン中盤からストイックに出場できる機会を貰えたのにも
関わらず、シーズン通して最終的に9G をマーク。
イタリア各紙も爆発的なレスポンス能力の高さと得点感覚を持っている事から
「インザーギ2世」とまで称される程、イタリア国内でも小さなスターとなっていました。
恩師ブレンダン・ロジャース監督の元、レギュラーとしてストイックな活躍をしてくれるだろう。と移籍当初は思っていましたが、一番魅せる能力をどうにも引き出せる活躍をできていない現状。
ロジャース自身も「今季ストライカーの補強には失敗したかもしれない」というコメントもしており、非常にボリーニ自身にとっては厳しい状況下に置かれる事になっています。
彼自身とっても現代フッボールにおいて使い方が難しい選手だとは非常に思います。
しかし彼には近年ローマから出て行った人間の中で、一番に活躍をして欲しいです。
これからも彼を全力で応援し続けようと思っています。
【The target of Roma】
Ajax Christian Eriksen(20)
クリスティアン・エリクセン |
【コメント】
この種のリストの中で、彼を知らない人はいないのではないだろうか。
アヤックスの為の彼の活躍は瞬く間に広がっている。
昨シーズン、エールディビジでのタイトルの獲得という重要な過程において、
急速な成長を遂げている。
【感想】
ローマ好きの界隈では「ロマニスタであり、特別に熱狂的なトッティのファン」
という話はもはや有名な話だと思います。
その事もあって現地では彼の獲得の噂がチラホラと近年見られ続けています。
近年では「アヤックス×ローマ」の両クラブ間の仲は非常に良好。
今夏のメルカートでも「エリクセン×ローマ」の間で接触が有ったと噂もされています。
現在はバルセロナ行きが一番に有力視されているようです。
プレースタイルは視野が素晴らしいまさに司令塔タイプの人間。
アヤックスのフロントに「次のトッティになりたい。ローマへの移籍を第一に希望する」
などと懇願してくれる事を白目をむきながら期待していようと思います。
【リスト内で個人的に好きな選手を少し①】
Vitesse Arnhem (on loan from Chelsea) Tomas Kalas(19)
トーマス・カラス |
【コメント】
この101人のリストには沢山のチェルシーのレンタル選手がいる。
彼はその1人。
ブルーズのサポーターはフィテッセでの彼の活躍に感銘を受けている。
2017年まで彼はスタンフォードブリッジでの契約をしている。
【感想】
チェコの守備面の未来を担うと言われている彼。
チェルシーとアーセナルと彼を巡って争奪戦を繰り広げたのは有名な話である。
フィテッセでの真摯な活躍をこのまま続けれれば、近い将来チェルシーでのトップチームデビューはもう間もなくの話かもしれません。
何より私自身彼の容姿はとっても好きだったりします。
(純粋にカッコいいと思ってるだけですよ!)
国内外、更に日本でも女性率の多いブルーズ。
未だ年齢の若い人気の有る「ダビド・ルイス」と更に若い「トーマス・カラス」の両名が組んでイングランド一のイケメンCBコンビが誕生する日を私も切に願っております。
どうですか?レンタルバックされたらローマに来ませry
【リスト内で個人的に好きな選手を少し②】
Malaga Isco(19)
イスコ |
【コメント】
マラガが夏「新たなアンドレス・イニエスタ」を放出せず、保持している事が不思議だ。
彼等が今シーズンチャンピオンズ・リーグで活躍した後、シーズン終了間際に彼が契約を延長する事なぞすればそれは相当なショックになるだろう。
イスラエルで来年の夏に行われるU-21欧州選手権では、彼が潜在的なスターとして必ず注目を浴びる事になるだろう。
【感想】
なんともまぁ「早くマラガから出ていきましょう」と促す同国のドン・バロンのコメントに笑いました。
流石は本場スペインなだけあって、彼は見守られてる感がしますね。
英国フットボールサイトが引き継いだとは言え、スペイン人に対するスパニッシュ魂はしっかりと引き継いでいるみたいですね。
英国フットボールサイトが引き継いだとは言え、スペイン人に対するスパニッシュ魂はしっかりと引き継いでいるみたいですね。
対してマラガは未だ信用されてない感じが見受けられますね。
容姿、実績、潜在能力、インテリジェンス、視野の広さ、素敵な笑顔
名前負けする世の中ですが、「イニエスタ二世」の名は伊達では無いと思います。
若手のスペイン人で一番応援したい選手だというのは間違いありません。
華奢な身体、そのプレースタイル、細長い顔の形から、時々ピアニッチと被ります。
そうですね。ではマラガから出る際は是非ローマに来まry
【リスト内で個人的に好きな選手を少し③】
Borussia Monchegladbach Granit Xhaka(20)
グラニト・シャカ |
【コメント】
11/12シーズンのチャンピオンズ・リーグで大活躍をしたバーゼルのもう一つの星。
(※おそらくバーゼル時代、同じチームメイトのジェルダン・シャキリと比較してる)
ブンデス・リーガが繁栄する中、彼はゆっくりとボルシア・メンヒェングランドバッハ
での大金を得る事ができました。
【感想】
同じバーゼルのシャキリと共に今夏ブンデスリーガへの移籍。
やんちゃ坊主のようなそのお顔は今後男前なフェイスへと昇華する気が僕にはします。
しかし実は若手の中でも、個人的にバーゼル時代からとっても気になってた選手の1人。
シャキリと並ぶ、もう1人のスイスの超新星。
19歳という年齢ながら既にスイスのA代表には招集されている事でも有名。
更に早速12/13ブンデスリーガ第3節でベストイレブンにも選出されています。
しかしシャカの特徴である、視野の広さ、ロングフィード能力の高さ、正確なロングレンジシュートという武器は、ルシアン・ファブレ監督のサッカーの中では使い方が非常に
難しい現状にあるようです。
レジスタタイプの彼は適応し辛い環境に居るのでしょうか。
しかし潜在能力の高さは間違いありません。
バーゼル出のスイス新星コンビには謎の愛着があるので、影ながら応援しています。
もしボルシアMGで行き場を無くしたその時はローマに来ませry
【若手に対する考え方】
飛躍前夜 |
このリストの中に皆さんは好きな若手、気になる若手は居ましたでしょうか?
よく若手というのは「経験不足」「絶対な信頼に値しない」「過信はよくない」
という意見は当然ながらよく挙げられます。
しかしやはり若い人間というのは大きな魅力があるのは間違いありません。
親がどんな事があっても子供を信頼する事のように、若手というカテゴリーの魅力は
その成長を見守る事。ただそれに尽きると思います。
ローマプリマヴェーラの試合を時々観ている時でも
プリマヴェーラカンピオナートという、別のカテゴリーではありますが・・・
彼等がその小さな敷居と言われる中でも頑張って活躍している姿を観ると
- 「トップチームに上がってきて活躍するのが楽しみだ!」
- 「彼は将来どのような選手になるのだろうか」
などやはり観ていてワクワクするし、嗚呼良いな。と思える事が沢山です。
和気藹々 |
トップチームでも、ラメラなどのポテンシャルの大きな選手が今季爆発した経緯には
1シーズン前の経験と修行があったり、苦労があったり、イタリア語を頑張って覚えたり、
やはりそんなこんな積み重ねがあっての事だというのは間違い無いと思います。
そんなエリック君自身も1シーズン前には現地の手厳しいティフォージなどから
「お前さ。はるばるローマまで何しに来たの?」
というような類いの事を言われる事も多々あったようです。
逆にボリーニのように、イングランド時代での修行を重ね、ようやくイタリア国内で花開いたかと思いきや、逆にステップアップの地で苦労を重ねて苦しむ人間もいます。
キャリアのスタートに居る人間達という事もありながら、彼等にとって必ずやってくるであろう苦しい時期を見ているからこそ、スランプから脱した時やプレー幅が広がった時などに「嬉しい!」という感覚になるのかもしれませんね。
そういう意味で大成した選手よりもある意味で大きく愛着が湧くのかもしれません。
プリマヴェーラ時代も飛び抜けた逸材であり、クロトーネでキャプテンとして重宝され、U-21イタリア代表にストイックに招集され、多くのレンタル組の中から見事にトップチームへ呼び戻され、トップチームでは中盤として既にゴールを2得点もマークし、晴れてこの度大変栄誉有るAzzurriに見事招集された「アレッサンドロ・フロレンツィ」。
祝・アレッサンドロ・フロレンツィのAzzurri入り |
彼でさえ、トントン拍子のこのキャリアは何処かで必ず躓く事になると思います。
私やローマ好きの方は少なからず、ポツポツながら彼のプリマヴェーラ時代から戦績を追い、
今現在イタリア代表に招集された彼を見ていらっしゃるかと思われます。
一度大きなキャリアを歩めば、責任と実績が伴なってくるのは間違いありません。
ファンというのは手厳しく選手をバッシングする時も大いに有るでしょう。
だからこそ彼には本当に期待できる且、素晴らしい選手になるだろうと思えるものです。
仮に怪我をしても頑張って欲しいと思うし、愛着を持って応援できるし、沢山の試合中の中でも彼等に大きな信頼が持てるようになってきます。
「若手を見守る」というのはそういう事だと思います。
しかし駄目なものは駄目 と理解する時も必要ですね。
昨年に引き続き、やはり「ドン・バロン リスト」というのはリストアップされてる面子を見てるのも面白い半面、色々と若手に対して考えさせられる事が多々あります。
良い機会を貰えたなと思い、今回はこの記事を書き終えようと思います。
皆さんもこのリストを是非お時間ありましたら見てみてくださいね。
(そういえばフロレンツィは入ってないのか・・・笑)
リストはこちらから
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