まずは昨日の記事より引用になるのですが、召集された面子を見てましょう。
-スターティングメンバー -
GK
24:マールテン・ステケレンブルフ
DF
5:CB
レアンドロ・カスタン
29:CB
ニコラスブルディッソ
23:RSB
イバン・ピリス
42:LSB
フェデリコ・バルザレッティ
MF
4:RCM
マイケル・ブラッドリー
15:LCM
ミラレム・ピアニッチ
16:CM
ダニエレ・デ・ロッシ
FW
10:LWG
フランチェスコ・トッティ
9:CF
パブロ・ダニエル・オスバルド
8:RWG
エリック・ラメラ
-サブメンバー -
GK
1:ボグダン・ロボンツ
DF
3:マルキーニョス
46:アレッシオ・ロマニョーリ
MF
7:マルキーニョ
11:ロドリゴ・タッデイ
48:アレッサンドロ・フロレンツィ
77:パナギオティス・タクシディス
FW
14:ボージャン・クルキッチ
17:ニコラス・ロペス
フォーメーションの配置は4-3-3
これを見ても分かるように、いたってオーソドックスな4-3-3のフォーメーション配置。
現代サッカーにおける主流な4-2-3-1に対し、
ゼーマンが提唱する4-3-3は、彼曰く
「もっともバランスの取れるフォーメーション」ということ。
プレシーズンマッチからも戦術の配置には変わりは有りませんでしたが、
やはり彼のお家芸である4-3-3 を使った人員配置となりました。
ここでこの配置の中でやはり注目したいのはゼーマンサッカーにおいて
- 「攻撃の全権を担う」とも言われている両SB
- 両SBとの連携がもっと重要視される両WG
- 昨季とは異なる二人によるCB
- 新加入RCMのマイケルブラッドリーの上下運動はいかに
中でもSB、WGを任された4人というのはこの試合の核となると考えられます。
まずSBの両名は
(メディカルチェック後に合流した初日のトレーニング画像。二人一緒に丁度良いので)
23:RSB
イバン・ピリス
42:LSB
フェデリコ・バルザレッティ
の新加入の2名とも新加入の選手です。
簡単に両選手の特徴を簡単に挙げてみましょう。
イバン・ピリス RSB
サンパウロFCから加入のDF。
特徴としては
- パラグアイ代表右SB
- 実は攻撃型というより、守備寄りのバランス型SB
- ゲームの流れを読むのが非常に上手い
- タッチライン上における上下運動に長ける
- イタリア代表SB
- THEバランス型SB
- クロス精度が高い
- ゲームの流れを読むのが非常に上手い
- 豊富な運動量
ゼーマンの戦術において、
SBが核となるなら「SBは攻撃が上手い選手」を補強したんじゃないの?
と私も当初はそう考えていましたが、意外にも特筆して攻撃的と言える訳ではない両名。
むしろ攻撃的とは何を持ってして言うのか。ということでしょう。
ゼーマンの戦術というのは非常に戦術理解度が難しいとされ、やはり頭の良さや要領の良さというのは重要になってくるのではないかと思います。
そしてチョイスした新加入の両SBは、タッチライン上で上手い事攻守のバランスを切り替えるのが非常に長けている選手。
SBに攻撃の全権を担わせるという事だけではなく、しっかり試合の流れを掴んでゲームコントロールに干渉できる人間を使いたいのではないかと思われます。
本当にゼーマンサッカーにおいて両SBの重要性は莫大なものとなるでしょう。
注目の箇所と言えるのではないでしょうか。
次に両WGの2名
エリック・ラメラ RWG
アルゼンチンの超新星・ローマの新アイドル、エリック君。
昨季は得点に恵まれなかったものの、抜群の足元の上手さと、ドリブル能力を生かし、ローマでのキャリア2年目にして早くもゼーマンから信頼を勝ち取っている若きファンタジスタ。
爆発的なポテンシャルを引っ提げているのは誰の目にも分かることでしょう。
この試合での注目のポイントは上の記事で散々上げた
- イバン・ピリスとの連携
- ラメラ自身の成長具合
戦術面においても彼とピリスとの連携は非常に重要なものとなってくるのは間違いありません。
年齢、ポテンシャル、風格共々開幕の一戦注目の選手となりました。
そしてこの男を忘れては絶対にならない。
フランチェスコ・トッティ LWG
言わずもがなの、ローマの神様であり、ジャッロロッソローマの永遠のアイドル。
昨季はルイス・エンリケの下、4-3-1-2の1であるトップ下を任されていた彼ですが、
今季は90年代ゼーマン政権の下でも起用されていた左の攻撃を一任される事になりました。
この試合での注目ポイントは
- フェデリコ・バルザレッティとの連携
- 怪我明けによる、トッティのコンデション
- 第一次ゼーマン政権から約13年後、再び起用されるLWGでのパフォーマンス
- トッティがピッチに居れば何かが起こる
年齢、スタミナ、キャリアの終盤、引退、怪我、様々な事に悩まされても彼はオリンピコに立ちます。
今季もローマというクラブの象徴として、選手一同を引っ張っていくオーラを放ってくれるでしょう。
このように上記で紹介した4人はこの試合における核となる選手と言えるでしょう。
くどいようですが、このサイドの4人というのはゼーマンサッカーにおける鍵です。
私はこの4人に注目して試合を観ていきました。
結局長々スタメンについて書き過ぎて、戦術考察編②へ続く・・・
②では試合結果、展開、内容を書いていきたいと思います。
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