2013年2月12日火曜日

アウレリオ・アンドレアッツォーリの初陣とゼーマンの面影















先日 La Gazzetta dello Sport が自社のWeb上であるアンケートを取った。



Q「この現状を打破する為に、ローマがすべき事は何か?(戦術的な意味で)」


様々な意見が有った中で、その集計結果でもっとも多く見られた答えが


A「精度の高いカウンターを狙っていく」


という結果だったそうだ。


加えてもう一つアンケートを取り、



Q「ゼーマン支持派orアウレリオ支持派か?」


という問いに


A「ゼーマン支持派」64.9%
 「アウレリオ支持派」35.1%


このような結果となった。



第24節サンプドリア戦

※この記事は戦術分析でも何でも無い、フィーリング要素大の記事です。
 勿論の事ですが、ローマ贔屓での目線で色々と書いているのでご了承ください。


先日行われたサンプドリア戦は新監督アウレリオ・アンドレアッツォーリの元で、
ローマはゼーマン解任後の新体制初となる試合となった。

アウレリオ・アンドレアッツォーリはこれまで自身が提唱してきた「4-2-3-1」からのシステム変更を今回敢行し、3バックシステムへ移行。

彼の初陣は「3-5-2」という配置で初戦を挑む事になった。


布陣は以下のようになっている。


























3バックをする際に試合前注目点が有る


  • 今季一度試した3-4-3では無く初起用の3-5-2
  • 両翼となるマルキーニョ&ラメラのWBでの起用
  • デ・ロッシ&ステケレンブルフの先発での復帰


しかし結果的にこの試合は3失点を喫して、敗北という形で試合終了をした。


敗因原因を自分なりに簡単にまとめてる。



・考えるべき失点シーンはRWBのマーキング対応のミス

綺麗なドフリー
















ゼーマン政権時に4-3-3のWGとして職を任されていたエリック・ラメラ。

システム上サイドの後方にはSBが居る為に、当時はセンターサークル以上での攻撃が主な仕事されていた少し前の彼だが、今回3バックを敢行した為に同じサイドといえど、仕事が全く違うのは存知の通りだと思う。

これは今回その違いが完全に露呈されたシーンの一つのシーンとなってしまった。

RMFであり、少なくとも3バック時はWBとしても動かないといけない箇所に配置されている以上、部分的に言えばこのシーンはラメラがサンプ側がボールを持ってショートカウンターを仕掛けるとなった際に、少なくとも黄色丸で囲んだエスティガリビアに対してマーキング対応の仕事をしなければならないシーンなのは間違いない。


この後このシーンでボールの持っている ジャンルカ・サンソーネ から黄色丸のエスティガリビアにパスが通り、マルキーニョスがボックス内でギリギリの対応をするも、シュートを放たれ綺麗にゴールが決まってしまう結果となった。


しかし結論から言って、全体的に観れば彼はそのWBとしての仕事をしっかりこなしているという事実は頭から離してはいけないという事を書き留めておきたい。


















彼のWGであった時の自分の定位置に関して頭を少し切り離し、常に高い位置にポジショニングしているという訳は全く無かった。

前後半共にWBとしての仕事をこなしていたのである。

しかしそれは同じ右に位置しているマイケル・ブラッドリーのサポートも有っての事だろうとも私は考える。

まだ一人前に3バック時のRMFをこなしてたとは正直良い辛い点は有る。


WGの位置であればタックル勝利数というのは基本的には減るものだが、彼はこの試合誰よりも敵の選手に身体を入れてディフェンスをしているのは、表を観れば一目瞭然だろう。

しかし皮肉な事に、嫌な言い方をしてこの時に本来FWであるラメラが守備を「サボった」シーンが最大の失点シーンに直結してしまったのである。

前半においてはサンプドリアの枠内シュート本数を1に抑え、2枚のボランチと3枚のCBの安定したバイタルエリア前の守備形成をできた事もあり、反転攻勢する際のカウンターは非常に上手い事そのシステムを活かす事ができていた。

そのショートカウンター時の際も彼は右サイドから中央エリアにかけての攻撃の起点となり、中央のピアニッチと連携して多くの得点機を作り出した。


この試合ではラメラの総合スタッツは両チーム合わせて1位。

見方次第では彼のWBとしての初陣は成功を収めたと言っても実は過言ではないのだ。


しかし先程も書いたように、一つのミスが相手に決定的な瞬間を与えてしまったのである。



残る失点は二つ


  • バイタル前よりFKの位置を与えられた、ジャンルカサンソーネのFK。
  • セットプレー時にデ・ロッシがイカルディに競り負けヘディングゴール

こうしてローマは3失点を喫した。


ただここで悲観的に考えてならないのは、1失点目を除くこの2失点。
確かにデ・ロッシが競り負けたのは不味い事だったかもしれないにしろ、相手はボックス内での動き出しとヘディングに大きく定評の有るマウロ・イカルディ。

75分カスタンの負傷により、最終ラインにやむおえず下がったデ・ロッシは、シフトされる前のボランチとしてインターセプト数だけで言えばチーム最多という数字を記録している。

更に先日行われたオランダ戦でもデ・ロッシはあまりコンディションが良いとは言う事のできないパフォーマンスから、週末の試合を迎える事となった。


しかし彼は私の観る限り決して悪い出来であったとは思えない。

今回ローマでの先発での試合が久しぶりという事に加えて、ミッドウィーク明けの体力面、試合ではローマでのインターセプト数最多をマークした中盤のフィルターとして、しっかりコンディションを戻して試合に挑んでくれたと思っている。


しかしこれもまた皮肉な事に、競り負けた一度の瞬間が失点シーンに繋がった


ただブログ主はイカルディが実は大好きなのです


















結論から言って、この試合を3試合見直しをしてこれらの失点シーンから逆算して考えて思うのは(細かい連携面を除いて)この約1週間という短い時間ながら私はシステム的にローマは3バックを使った「3-5-2」をある程度遂行できていた印象を受けたという事。

酷評される程、3バックシステムが機能していなかった訳では無いと考える。



攻撃面

ゼーマン政権が終わり、新システムでどのような攻撃展開をするのか?

観た感じに思ったのは

ショートカウンター&敵陣内でのハイラインを形成したポゼッションサッカーの複合型。

中央のダブルボランチが、トップ下・両サイドの3人にボールを送り、その3人が攻撃の起点となって前線と連動してショートカウンターを仕掛けつつ、敵陣内でボールポゼッションをできてる際にはCBとボランチも同時にハイラインを形成して波状攻撃を仕掛けて行くという戦術。


試合中、試合後と考えていたのだが、どうもこのサッカーには非常に愛着を覚える。

よくよく観てみるとやってる事は「スパレッティ+ゼーマン」の複合型システム。

という印象が最初に浮かび、適当ながらもそのように感じた。


寧ろ観てるサッカー自体はゼーマンとあまり差異が無かったようにも感じる。


これに関しては残り数試合を観てしっかりシステムの分析をしたいと考えているが、少なくとも守備時のライン形成に関してはゼーマン政権下の時よりはしっかり確立されているし、尚且つ攻撃時のディフェンスライン自体も非常にハイラインを形成しているのである。

詳しく絞って言い表すのであれば「ゼーマンのシステムに安定度を更に加える為のボランチを追加したシステム」と言えるような気もした。

とは言うものの、今語った事は完全に独断と偏見とフィーリングで書いた事では有るので、実際には違うようなゲーム展開をしたいのかもしれない。

それは今後の試合を観て正確に考えていきたいところだろう。



この試合、個人的に攻撃に関しては非常に良かったと思う。


初陣にしては攻撃時の動き出しと、選手個々の縦へ流れる流動性はしっかりと動きとして出ているようにも見受けた。

しかしこれも皮肉な事にこの攻撃システムで決定機を多く演出するも、最後の最後で個々が決め切る事ができなかった(最後決めるだけ的な意味で)



まとめ

総じてこの試合を観て思った事は

  • 攻撃面はしっかりと機能していたと考える
  • 3バックシステムの出来は失格点を与えられる程のものでは無かった
  • 悪い要素が一度に絡まってしまった(贔屓目無しに本当にそう)
  • アウレリオの交代はしっかりと的を得ていた交代だと思えた

と徒然とざっくばらんに思った。


そして一番最初のガゼッタのアンケートの件に話が戻るのだが

ゼーマンサッカーに多く有るようで無くて、現状の攻撃システムで大きく機能させなければならないという点が「精度の高いカウンター」という事。

アンケート結果の答えである「精度の高いカウンター」というのは決壊した守備システムへの不信感と、安定した得点率を生む為に導き出される答えとしては正しいと思う。


3バックを敢行しようがしまいが、現状アウレリオ・アンドレアッツォーリが中盤の底を2枚配置する戦術なのであれば、やはりカウンターというのは必ず磨いていかなくてはならない要素の1つになってくるのは間違い無い事だろう。

今節の結果から、そのカウンターの精度不足も今後の課題点の1つだろうと思う。


加えてカウンター以外の攻撃の仕方(寧ろこちらがメインの攻撃戦術として現状担っている気もするが)も考えていかなければならない。


















ゼーマン政権時からもそうなのだが、波状攻撃を仕掛けるサッカーをする上でやはりセカンドボールの回収をしっかりする事、縦へ送るパスの精度を上げる事、そして敵陣内では基本的にボールをカットされないようにしていかなければならない。

逆にカットされればこれは相手にとって大きなチャンスになると共に、ローマにとっては前線にポジショニングをしてる人間達も再びディフェンスラインへ戻らなければならない。

寧ろ「ローマのサッカー」だからと言う次元の話でもなく、どのチームにおいてもこれはボールを持って試合を運ぶ上でこれ等の事は、勝つ上での基本中の基本にも思える。


現地では未だに約7割のファンがゼーマンを支持するのには必ず理由が有る。
  • 面白いサッカー
  • 得点が生まれるサッカー
  • 攻撃的な戦術敢行
  • 育成上手

思い付いたものを4点挙げてみたが、少なくとも上記以外のも沢山の事を挙げれるだろう。



ただ私はそのような事を抜きにしても絶対的に支持される理由が有るのだと思う。


ハイラインを全体的に形成して、両SBと両WGの圧倒的な推進力と創造力を武器に、敵陣内で幾度の波状攻撃を仕掛け続けるというゼーマンのサッカーというのは絶対的に過言かもしれないにしろ、有る意味での究極系で有り、そこには試合を支配してゲームメイクをする上での多くの基本が詰まっているのではないだろうか。と私は考える。


ここまでファンは考えていないかもしれないにしろ、何よりも彼には「ミステリアスで魅力有るサッカーを作り出す事のできる可能性」みたいなものを感じるのである。


少なくとも私はそう思って、試合の度に試合を通して、彼のチーム作りを観ていた。

賛否両論は有るにしろ、多くのローマファンも色んな事を差し引いて、彼のサッカーへの魅力を少なからずは感じていたのではないだろうか。


難しい事を考えずとも、ただそのようなシンプルな理由に帰着する気もする。



これからアウレリオ・アンドレアッツォーリは残りの後半戦、少なくともコッパを入れて16試合は最低でも戦ってかなくてはならない上に、現状の順位を上げつつも、チームの育成に着手していかなければならない辺り、非常に難しい局面に立たされる事になるだろう。


今節の試合でもやはりゼーマンの色は本当によく出ていた試合運びだったと私は感じる。

それが今のローマにとって良い要素として蓄える事にもなれば、アウレリオが新しいチームを作り出そうと考えているのであれば、悪い要素として働く事にもなるだろう。


彼はゼーマンをリスペクトするのか、全く新しい何かを作り出すのかは未だ分からない。

それはこれからの試合を観てく事で必ず分かってくる事だと思う。


自分達のやりたいビジョンと、それに合わさってチームが一丸となれば必ず成果は結果として付いてくるはず。


今日の記事を書いた事を踏まえ、考え、この初陣を悲観的に少なくとも私は観ていない。

これは希望的観測でも有るが、この試合を観て直観的に思った事でも有るのだ。

それ等は何を根拠に言うかは、この記事に徒然書いた事全てでもある。



これからアウレリオが陣頭となり、再生するローマの姿を信じようと思う。

少なくとも私はローマファンを自称しているので、今後そうなる事を願っている。








2013年2月4日月曜日

ゼロトップシステムの再臨?暫定監督アウレリオ・アンドレアッツォーリとは


昨日2月2日、永遠の都に衝撃が走りました。

2月1日の第23節カリアリ戦(H)で4失点という大敗を喫した後、ズデェネク・ゼーマンは解任という道がローマのフロントより公式HPを通じて公表されました。

ゼーマンが解任される直前、現地は後任監督が誰になるか?誰を招聘するのか?

既に解任が既定路線のようにして、後任監督の話題で持ち切りでした。


2月2日、スデェネク・ゼーマン(65)は約半年という任期を経て、正式に解任されました。


そしてゼーマンが解任されたと同時に

同日、テクニカルスタッフコーチの アウレリオ・アンドレアッツォーリ が内部昇格という形で暫定監督に就任する事が正式に決定されました。


今回は簡単に新監督(暫定)であるこのアウレリオ・アンドレアッツォーリ の事を簡単にご紹介させてもらおうと思います。



Aurelio Andreazzoli

Aurelio Andreazzoli





















●1953年11月5日生まれ 

●2013年2月3日現在 59歳

●トスカーナ州マッサ=カッラーラ県 出身



05/06シーズンにルチーアノ・スパレッティがローマの監督に就任した時に
スパレッティがテクニカルスタッフ として彼をローマに連れてきました。

スパレッティ政権が05~09までの4年間、彼は監督の優秀な副官として、右腕として、
ローマの近年の黄金期を支えてきた重要な人物です。


スパレッティと言えば、近年ではサッカーの戦術の有名な一つして挙げられている
「ゼロトップ・システム」を開発・施行し、ローマを06/07、07/08と二度のコッパ2冠達成、スーペルコッパでの勝利、安定したCL出場圏内での順位を終えるリーグ成績を残すなど、近年のローマ史上の中では大変偉大な監督として、多くのファンに今尚「彼のゼロ・トップシステムと彼のローマは本当に美しかった」語り草としてなる程、彼は偉大な監督として奉られています。



ローマの住職様

そんな「ゼロトップ・システム」を駆使して4年間ローマで活躍してきたスパレッティ。


このシステムはある日スパレッティがFWが居ない状況下の時に使った苦肉の策から始まりました。



実際にこのシステムを開発・施行したのはルチーアノ・スパレッティと共に、今回暫定監督して就任した「アウレリオ・アンドレアツァーリ」です。



更にスパレッティは「戦術眼」「勝負勘」の有る監督しても能力を発揮してきた監督です。



同様にそのサポートをするアウレリオ氏も、現地からは「スパレッティのブレイン」「有能な分析家」
など、スパレッティ政権下においてまさに軍師のような存在として、その高い戦術分析能力などが大きく評価されていました。



人柄も選手と非常に親しみを持って接する事でも有名で


彼を綴る際に「深い人間性の持ち主」、「深い知識の持ち主」という言葉を用いられて、現地のローマフォーラムでも彼が評価されています。


更にラニエリ政権下を抜かしてローマで7年間ローマに赴任しているという事もあってか、内部情勢を詳しく知っている人間という事。更にはイタリア人指揮官という事もあってチームを指揮する際は選手間のコミュニケーション、関係面は非常に良好に保てるのではと期待もされています。



以来09/10シーズン開幕後の2連敗を機に、ローマを辞職したスパレッティ。

その後釜として入った クラウディオ・ラニエリ 時代には彼は一度ローマのテクニカルコーチの座を退く事になっています。


そして2年間のラニエリ政権が終わり、


  • ヴィンチェンツォ・モンテッラ
  • ルイス・エンリケ
  • ズデェネク・ゼーマン

と3人の監督の元で再びローマのテクニカル・コーチとして着任しています。


そして2013年2月2日、ローマの暫定監督として昇格する事になりました。


フロントの方針としては今後5ヶ月(残りのシーズン)は彼に一先ずは職を任せる事を
決定しているようです。



●4-2-3-1敢行の噂


























早速暫定監督に就任してから現地では 4-2-3-1 へのシステムに変えるのでは無いか?と
話題で持ちあがっています。

現状ゼーマンサッカーの攻撃戦術を敢行していたローマは、中盤の数が少ない事がディフェンスラインのアンバランスを生み出すという事が言われている中、それに合わせて今回はボランチを2枚置くオーソドックスなシステムへの変更するのでは無いかと思われます。

加えてスパレッティの十八番であった4-2-3-1をここで敢行するのも、やはり自分自身がこの配置に慣れ親しんでいるのも有るのでは無いかと思います。


ここで噂されているのは、ゼロトップシステムを敢行するのではないか?という事です。


ここで考えられる2通りのシステムを考えてみました。































色々と考えられる事は有るかもしれませんが


  • 1トップにオスヴァルドを置き、トッティを左に置く事
  • ゼロトップシステムで、トッティ左で、機動力の有るフロレンツィを左に置く事


もしくは


























スパレッティ時代のトッティ以上に重要人物だった シモーネ・ペロッタ トップ下の
システムをそのまま継承する形で 彼のプレースタイルをまさに引き継げるであろう
運動量と走力と技量を持ち合わせておる フロレンツィ がもしかするとこの位置に入る
可能性も十分考えられます。


ゼロトップシステムはとにかく2列目の1番に運動量、技量が何より大きく求められます。

ピアニッチ、ラメラ、フロレンツィ、マルキーニョ などの彼等が 
マンシーニ、ペロッタ、タッディなどの当時走りに走り通す運動量を持った2列目の質を同時に求められてくる事にもなるでしょう。


もし仮にゼロトップを使うとして、対して1トップを使い分ける事をするのであれば、基本はこのような形になると個人的には簡単に予想します。


現地フォーラムを見てると様々な意見が有って面白いです。


  • ラメラのトップ下
  • ピアニッチの左起用
  • タクシディスとデロッシのダブルボランチ
  • ピリスとトロシディスの同時起用

現状では1トップにするのか、はたまたゼロトップを試すのかも分かりません。
そろそろトリゴリアで練習が始まるとは思いますが、その時の戦術練習の際の配置には今回大きく注目したいところですね。


私個人としてはゼーマンが解任されて本当に大きなショックと共に、今回暫定監督という位置で無事にアウレリオさんが後任の位置に就任した事には少し安堵しています。

  • スパレッティ政権下の重鎮
  • ゼロトップ・システムの再来か?
  • 戦術眼と分析力に定評がある
  • 内部情勢を詳しく知る
  • 選手からの信頼は非常に厚い


過度な期待というのは世の中しない方が良いのかもしれませんが、フロントがあえて外部からの人間を早急に選択せず、彼に一任したという選択自体を私は切実に信じようと思っています。

とにかくアウレリオさんの今後のチームマネージメントを楽しみにしています。


是非偉大なるローマが大きく復活する日を心から願っています。


Daje!Aureio!


2013年2月2日土曜日

12/13冬のメルカート 獲得放出まとめ


さて先日イタリアの移籍市場が遂に1ヶ月間を経て閉じました。

様々な選手が行き交いする中、ローマの移籍市場を簡単にまとめてみました。



【獲得-IN】

DF(SB)ヴァシリス・トロシディス(27)



















・前所属先 オリンピアコスFC

・契約期間 2015年6月30日まで

・契約形態 完全移籍



【放出-OUT】

FW ガジ・タッロ(20)



















・元所属先 ASローマ

・行き先  ASバーリ(セリエB)

・契約期間 2013年6月30日まで

・契約形態 レンタル移籍




FW フィリッポ・スカルディーナ(20)






















・前所属先   ASグッビオ(LOAN)

・行き先    USポッジボンシ(Lega Pro Seconda Divisione)

・契約期間  2013年6月30日まで

・契約形態  レンタル移籍


◎1月21日 ASグッビオ1910よりローマに一度レンタルバック。



DF(SB)アレッサンドロ・クレッシェンツィ(21)

















・前所属先 ペスカーラ・カルチョ(LOAN)

・行き先  ノヴァーラ・カルチョ1908(セリエB)

・契約期間 2013年6月30日まで

・契約形態 レンタル移籍


◎1月25日 ペスカーラカルチョよりローマに一度レンタルバック。





DF(SB)ロイク・ネゴ(21)

















・前所属先  ASローマ

・行き先   スタンダール・リエージュ(ジュピラー・リーグ)

・契約期間  2013年6月30日まで

・契約形態  レンタル移籍




DF(CB)ルカ・アンテイ(21)

2月2日現在サッスオーロユニverアンテイ見つからず















・前所属先 ASローマ

・行き先  USサッスオーロ・カルチョ

・契約期間 2013年6月30日まで

・契約形態 レンタル移籍


2013年1月23日水曜日

ヴァシリス・トロシディス という選手


先日1月22日

ローマ公式ツイッターアカウントより
ヴァシリス・トロシディスの獲得について合意に達した。選手は同意し、メディカルチェックを残すのみである。」(一部意訳)というような内容のツイートがなされ、正式なクラブメディアより公式発表がされました。


契約詳細は公式には正式に発表されていませんが

移籍金額:€40万
年棒金額:€250万

契約年数 :2015年6月30日まで
移籍区分 :完全移籍

このような条件でまとめられているとされています。


Vasilis Torosidis/ΒασίλειοςΤοροσίδης

(ヴァシリス・トロシディス)

トロシディス


 














  
   
  国籍:ギリシャ人
 
 生まれ:ギリシャ共和国クサンシ県

生年月日:1985年6月10日(現在27歳)

前所属先:オリンピアコスFC

役職:DF(右サイドバック)

オリンピアコスで約6年間のキャリアを経て、ギリシャのスーパースターが今回冬のメルカート期間中にローマの新たなジャッロロッソの一員として加入する事が正式に決定しました。

ナショナルキャリアでは現在ギリシャ代表の選手。
記憶新しいEURO2012でも右サイドバックとして出場しており、ギリシャ代表ではもはや右サイドのお馴染の顔となっています。



簡単な特徴

●超攻撃型のSB

●セットプレーなどの攻撃参加をとにかく積極的に行う

●得点感覚の有るヘディング


●ミドルシュートを汎用的に使う

●SBというポジションにも関わらず、前線に居る機会が有る時はFWのような身のこなしのポジショニングを行う



簡単に挙げてみましたがこのような感じになっております。


獲得の背景


代表仕様:カッセよりデロッシに似てると思った私は大敗北




















とにかく攻撃的なサイドバックです。


個人的には間違い無く現在のゼーマンのサイドバック攻撃戦術にフィットする選手と考えても良いと思います。

現在は右サイドバックの位置に夏に獲得したイバン・ピリスがレギュラーの座として居ますが、ゼーマン政権になった直後は、本来の右サイドバックの筆頭補強候補はまさにこのトロシディスでした。

ローマファンの間からも彼の獲得に対する声は大きく、夏のサイドバック補強は
彼の話題が現地でも一時期持ち切りとなっていました。

2012年6月の時点でトロシディスの契約年数は残り1年という事から、ローマは200万~300万€での獲得を試みましたが、対するオリンピアコス側は350万~550万€での獲得を望みました。


グレコなどを同クラブへ夏に放出した事から、クラブ間としても移籍の話は濃厚とされていました。

しかし結果的に金銭面の折り合いがつかずに破談(今となっては破談だったかは分かりませんが)となり、ローマはサンパウロから、低価格の100万€でイバン・ピリスをローン獲得する選択をしました。


シーズンが開幕し、最初は適応しなかったものの急速な右肩上がりを続けているイバン・ピリス。

ハードワークを科すゼーマンサッカーにおいて、事実上ほぼ戦力外の位置に近いであろう、ミッドフィルダー兼サイドバックの「ロドリゴ・タッデイ」は即戦力として見なされておらず、コッパ・イタリアなどのカップ戦でもイバン・ピリスが常時右サイドバックの位置にレギュラーとして試合に出続けるような現状と今はなっています。

それと同時に、開幕直後から懸念されていた「イバン・ピリスの代わりの右サイドバックが居ない」という事態に陥ってしまいました。


ピリス自体も信頼を急速に勝ち取っていってるものの、絶対的な安定感が無い事に加えて、怪我面、疲労面、戦術面、コンディション面という様々な要素を考慮した結果、やはりローテーション要員兼レギュラーの座を任せれるような右サイドバックの補強は今冬メルカートの急務でした。


そこで今回の冬のメルカート期間はフロント側も右サイドバックの補強を第一に掲げ、様々なサイドバックの選手の名前が挙がってきた中、見事無事に彼の獲得に成功という事になりました。


契約年数が残り半年の事もあってか、移籍金額は€50万と破格な安さでの額。


  • 経験豊富な代表キャリア
  • 国際試合経験の豊富さ
  • オリンピアコスでのキャプテン経験
  • ギリシャ・スーパー・リーグでも1、2を争う屈指のサイドバック


これらの事を考えただけでも大変お買い得なお買い物となっています。



トロシディスの代理人曰く、当初はフラム行きが濃厚とされていたみたいですが、そのフラムからオリンピアコスへのオファー内容をローマが上回った事から、クラブ間での合意締結に至ったとされています。


グレ子














しかし夏には金銭面の合意では達しなかった事を考えると、そこには同時に夏にオリンピアコスへ移籍した元ローマの選手 レアンドロ・ゴレコ のクラブ内での活躍が大きいのかもしれません。

少なくとも私はこの移籍には彼がクラブ内で築き上げたものに対する、オリンピアコス側の少なからずの気持ちだと信じたいものです。



さて、1月23日現在残すは彼のメディカルチェックと、正式にジャッロロッソのユニフォームに袖を通す儀を果たすのみとなっています。

そして、とにかく熱い魂を燃やす男の匂いがとてもします。

カフー・シシーニョ・カッセッティ・ロージ などの代々ローマ攻撃的右サイドバックの系譜を引き続くであろう彼の活躍に大きく期待したいものです。

更には同胞のタクシディスの良きパートナーとして、良き先輩として、良き友人として、是非彼を素敵な選手に導いて欲しいものですね


最後にトロシディスのプレー動画をリンク先に張らせていただき、もうご存知の方も沢山いらっしゃるとは思いますが、是非皆様に彼という選手のプレーを実際の目で見ていただければなと思います。


  
  
     
    1月23日19時40分 以上



追記(1月24日)

ステファの・オカカの35番を継承

























トロシディスがチームのメンバーと合流。
同時にユニフォームと背番号のお披露目となりました。

背番号は「35」となります。

早くプレーを観たくてワクワクしますね! 

期待大です。

2012年11月14日水曜日

世界でトップ101のフットボーラーリスト


VOCEGIALLOROSSA に面白い記事がありました。

既に巷では話題になっているであろうこのニュース。


「世界のサッカー界でトップ101若者(ドン·バロン·リスト2012年版)」


ドン・バロン・リスト2012























英国サッカーサイトがスペインサッカー「ドン・バロン」誌が過去世界中の若手注目のフッボーラーを対象にして中でも注目の101人を紹介するよというリストをそのまま引き継いで、同じ企画のリストを作りました。(リンク先

日本人からは見事バルセロナに所属してる久保君、ウィガンにローン移籍中の宮市君
などの二人がリストアップされています。


勿論、VOCEGIALLOROSSA にて大きく取り上げられてる事から 
現ローマ所属者、元ローマ所属者、ローマがこれから確保しようと思う人材、
これらの人間がクローズアップされています。

今回は紹介の一言のコメントを意訳して簡単に取り上げてみたいと思います。
私が個人的にリスト内で注目する若手も取り上げてみようと思います。



【現所属者】
 Roma  Erik Lamela (20) 

エリック・ラメラ














【コメント】

少なくとも気まぐれなゼーマンローマにおいて彼はスターだ。
現在彼は欧州各リーグのプレイヤーの中でも最高峰のパフォーマンスを果たしている。
12/13シーズンの最初の数週間で、ラメラはより大きなビッククラブが鼻をすすって獲得にやって来るだけの得点を見事にマークした。

【感想】
                                        
まさにローマというカテゴリーで見た中でも、最初からクライマックスな人が初っ端に。
彼についてはもはや語らなくても良いのではないだろうか。と思える程です。
11/12シーズンはセリエAという特殊な環境に順応できなかった事もあったのでしょうか。
最高金額で加入した選手の中では、やらなければならない仕事を100%こなせていなかったのは事実でした。

11/12シーズンのリーグ内での得点数は4G6A。
12/13シーズン第12節終えて 8G1A。

ゴール数では既に昨シーズン終えた成績の倍となっており、12節終えて現在6連続ゴールをマーク中。

まさにアルゼンチンの神童と呼ばれた彼がようやくローマに降りたっています。

未だ20歳の彼がこの先どうなるのか。成績、引き抜き、髪型、そんな様々な意味でも注目です



【元ローマ所属者】
 Liverpool  Fabio Borini  (21)

ファビオ・ボリーニ


















 【コメント】

現在負傷中、そしてリヴァプールでのキャリアにがっかりする可能性が高い。
それにも関わらず、昨シーズンのローマでは素晴らしいパフォーマンスを見せ、
2012年EUROではイタリア代表の一員だった。
イングランドのサッカーに再び順応するのに未だ時間がかかるであろう。

【感想】

私が昨シーズンのローマで誰よりも一番好きな人間でした。
(フランチェスコ、ダニエレの各位は別枠として)

11/12シーズン ではシーズン中盤からストイックに出場できる機会を貰えたのにも
関わらず、シーズン通して最終的に9G をマーク。

イタリア各紙も爆発的なレスポンス能力の高さと得点感覚を持っている事から
「インザーギ2世」とまで称される程、イタリア国内でも小さなスターとなっていました。

恩師ブレンダン・ロジャース監督の元、レギュラーとしてストイックな活躍をしてくれるだろう。と移籍当初は思っていましたが、一番魅せる能力をどうにも引き出せる活躍をできていない現状。

ロジャース自身も「今季ストライカーの補強には失敗したかもしれない」というコメントもしており、非常にボリーニ自身にとっては厳しい状況下に置かれる事になっています。

彼自身とっても現代フッボールにおいて使い方が難しい選手だとは非常に思います。
しかし彼には近年ローマから出て行った人間の中で、一番に活躍をして欲しいです。
これからも彼を全力で応援し続けようと思っています。



【The target of Roma】
 Ajax Christian Eriksen(20)

クリスティアン・エリクセン















【コメント】

この種のリストの中で、彼を知らない人はいないのではないだろうか。
アヤックスの為の彼の活躍は瞬く間に広がっている。
昨シーズン、エールディビジでのタイトルの獲得という重要な過程において、
急速な成長を遂げている。

【感想】

ローマ好きの界隈では「ロマニスタであり、特別に熱狂的なトッティのファン」
という話はもはや有名な話だと思います。

その事もあって現地では彼の獲得の噂がチラホラと近年見られ続けています。
近年では「アヤックス×ローマ」の両クラブ間の仲は非常に良好。
今夏のメルカートでも「エリクセン×ローマ」の間で接触が有ったと噂もされています。
現在はバルセロナ行きが一番に有力視されているようです。

プレースタイルは視野が素晴らしいまさに司令塔タイプの人間。
アヤックスのフロントに「次のトッティになりたい。ローマへの移籍を第一に希望する」
などと懇願してくれる事を白目をむきながら期待していようと思います。




【リスト内で個人的に好きな選手を少し①】
Vitesse Arnhem (on loan from Chelsea) Tomas Kalas(19) 
トーマス・カラス













【コメント】

この101人のリストには沢山のチェルシーのレンタル選手がいる。
彼はその1人。

ブルーズのサポーターはフィテッセでの彼の活躍に感銘を受けている。
2017年まで彼はスタンフォードブリッジでの契約をしている。

【感想】

チェコの守備面の未来を担うと言われている彼。
チェルシーとアーセナルと彼を巡って争奪戦を繰り広げたのは有名な話である。
フィテッセでの真摯な活躍をこのまま続けれれば、近い将来チェルシーでのトップチームデビューはもう間もなくの話かもしれません。

何より私自身彼の容姿はとっても好きだったりします。
(純粋にカッコいいと思ってるだけですよ!)

国内外、更に日本でも女性率の多いブルーズ。
未だ年齢の若い人気の有る「ダビド・ルイス」と更に若い「トーマス・カラス」の両名が組んでイングランド一のイケメンCBコンビが誕生する日を私も切に願っております。

どうですか?レンタルバックされたらローマに来ませry




【リスト内で個人的に好きな選手を少し②】
Malaga  Isco(19) 
イスコ


【コメント】

マラガが夏「新たなアンドレス・イニエスタ」を放出せず、保持している事が不思議だ。
彼等が今シーズンチャンピオンズ・リーグで活躍した後、シーズン終了間際に彼が契約を延長する事なぞすればそれは相当なショックになるだろう。
イスラエルで来年の夏に行われるU-21欧州選手権では、彼が潜在的なスターとして必ず注目を浴びる事になるだろう。

【感想】

なんともまぁ「早くマラガから出ていきましょう」と促す同国のドン・バロンのコメントに笑いました。
流石は本場スペインなだけあって、彼は見守られてる感がしますね。
英国フットボールサイトが引き継いだとは言え、スペイン人に対するスパニッシュ魂はしっかりと引き継いでいるみたいですね。
対してマラガは未だ信用されてない感じが見受けられますね。

容姿、実績、潜在能力、インテリジェンス、視野の広さ、素敵な笑顔
名前負けする世の中ですが、「イニエスタ二世」の名は伊達では無いと思います。
若手のスペイン人で一番応援したい選手だというのは間違いありません。

華奢な身体、そのプレースタイル、細長い顔の形から、時々ピアニッチと被ります。


そうですね。ではマラガから出る際は是非ローマに来まry




【リスト内で個人的に好きな選手を少し③】
Borussia Monchegladbach  Granit Xhaka(20)
グラニト・シャカ








【コメント】

11/12シーズンのチャンピオンズ・リーグで大活躍をしたバーゼルのもう一つの星。
(※おそらくバーゼル時代、同じチームメイトのジェルダン・シャキリと比較してる)
ブンデス・リーガが繁栄する中、彼はゆっくりとボルシア・メンヒェングランドバッハ
での大金を得る事ができました。

【感想】

同じバーゼルのシャキリと共に今夏ブンデスリーガへの移籍。

やんちゃ坊主のようなそのお顔は今後男前なフェイスへと昇華する気が僕にはします。


しかし実は若手の中でも、個人的にバーゼル時代からとっても気になってた選手の1人。
シャキリと並ぶ、もう1人のスイスの超新星。
19歳という年齢ながら既にスイスのA代表には招集されている事でも有名。
更に早12/13ブンデスリーガ第3節でベストイレブンにも選出されています。

しかしシャカの特徴である、視野の広さ、ロングフィード能力の高さ、正確なロングレンジシュートという武器は、ルシアン・ファブレ監督のサッカーの中では使い方が非常に
難しい現状にあるようです。

レジスタタイプの彼は適応し辛い環境に居るのでしょうか。

しかし潜在能力の高さは間違いありません。
バーゼル出のスイス新星コンビには謎の愛着があるので、影ながら応援しています。

もしボルシアMGで行き場を無くしたその時はローマに来ませry